医師紹介

アレルギーの世界では、今「One airway，one disease」と考えが広がっております。
これは「一つの息の通り道に、一つの病気が存在する」という概念を示しております。実際に、アレルギー性鼻炎と気管支ぜんそくの合併は非常に多いため鼻や咽頭である「上気道」（耳鼻咽喉科）と気管支や肺である「下気道」（呼吸器内科）を分けずに一つの「空気の通り道」として治療していこうという考え方です。
この考えは、アレルギーのみならず全ての上気道と下気道の疾患に当てはまると思います。副鼻腔炎などの感染でも、鼻水が喉を通じて、気道に落ちれば「後鼻漏」といって咳の原因になります。
内科領域でも「これってもしかして耳鼻咽喉科の疾患では？？」と悩むことも多々ありました。
また、耳鼻咽喉科と内科の治療内容は非常に似ていることが多いです。鼻やのどの調子が良いからといって、薬を減らしてしまうと、実は気道や肺の状態が悪化したということは日常茶飯事です。上気道が、どのような疾患で治療されているか知ることは、内科としては非常に重要な内容です。
その為別の医療機関同士では、患者様の不利益になるため、当法人では「一人の患者様に一つの医療法人」を目指すべく、診療内容や検査内容、治療薬をすべてお互い把握するようにしております。
耳鼻咽喉科と呼吸器内科が分け隔てることなく、「一つの気道」を意識して、お互い手をとりあい患者様にとって最善の医療を提供できるように努めてまいります。
この症状は耳鼻咽喉科？？内科？？と悩んだら「まずはフォレストへ！！」と一人でも多くの患者様に思ってもらえれば幸いですのでよろしくお願い致します。

医療法人社団 佳雄会
理事長　森山　雄介