内科外来とは?
当院では、一人でも多くの患者様の役に立ちたいという思いで週7営業しております。また、幅広い疾患も対応して行ければと思います。院長は呼吸器内科・アレルギーの専門医ですが、内科認定医の資格も有しております。また、総合病院、クリニックの経験を経て開業したため、柔軟にどの疾患に関しても対応できればと思います。
内科は現在細分化されており
- 呼吸器内科
- 消化器内科
- 循環器内科
- 血液内科
- 腎臓内科
- 糖尿病
- 内分泌内科
- 神経内科
- リウマチ
- 膠原病内科
- 心療内科
等いくつもの疾患に分かれております。一方で、患者様からすると『自分は何科に行けばいいんだろう?』となると思います。当院はクリニックとしての役割を担うべくこれら全ての科の初期対応をしていければと思い、準備しております。クリニック名に『呼吸器科』と入れたのは院長の専門であるからで、決してそれ以外の疾患は診ないという意味ではありません。そのためクリニック名に『内科』も入れさせていただきました。
例えば、「頭が痛くて、体が重い。咳も出てきた気もする。さらに吐き気も出てきた。」と複数の主訴であったらどの科にいこうか迷いませんか?
頭が痛いなら神経内科?
それとも咳しているなら呼吸器内科?
いやいや、吐き気があるなら消化器内科?
そんな時に気軽にぜひ私たちのクリニックに来てくれればと思います。どの内科疾患でも受け入れる体制を作っております。また検査で異状が認めない、もしくはクリニック以上の精査が必要になる場合も
『検査は異状ないです。』
『呼吸器内科疾患ではなさそうです』
で終わりにせずに、『〇〇病院の〇〇科で精査しましょう』と次の橋渡しも担いたいと思います。患者様からすると、症状を治したい、原因を知りたいというのが一番かと思いますので、その点に留意して診療してまいります。
当院は内科医師が中心となって診療に従事しております。週7営業するために院長以外の医師が診察する日もありますが、院長自身が知っている医師を集めて診療しております。そのため、どのような疾患に対してどう動くべきか細かくお話しておりますので、安心していつでもご来院ください。
当院が診察する症状・疾患に関して
内科疾患が関与する病態であればなるべく広く受けようと考えております。
- せき
- 痰
- 鼻水
- のどの痛み
- 発熱
- 頭痛
- めまい
- 動悸
- むくみ
- 腹痛
- 下痢
- 便秘
- 吐き気
- 胸やけ
- 倦怠感
- 関節痛
- 排尿痛
などなど内科に関わる疾患であれば全て初期対応させていただきます。一方で
- 転倒して頭から血が出ている→脳神経外科へ
- 鼻血が止まらない→耳鼻咽喉科へ
- 肩をぶつけてから痛む→整形外科へ
等どうしても内科では対応できない疾患は他のクリニックへご案内する場合もあるのでご了承ください。内科として対応できる疾患は、
- 咽頭炎(感冒)
- 片頭痛(頭痛)
- インフルエンザ
- 花粉症
- 胃腸炎
- 貧血
- 不整脈
- 狭心症
- 膀胱炎
- 甲状腺疾患
- リウマチ
などなどありふれた疾患から、特殊な疾患の内服継続など多岐にわたって対応致します。特殊疾患で受診できるか心配な方は一度当院にご連絡していただければと思いますのでよろしくお願いいたします。
当院の内科外来の特徴
スムーズに診察できる工夫を
当院は一人でも多くの患者様をスムーズに対応できるように準備しております。まず事前予約にて予約時間に来院をお願いすることで、患者様の混雑の緩和に努めております。予約に関してはクリニックに電話はもちろんのことネットでの予約も可能です。ぜひご自身のご都合に合わせて予約していただければ幸いと存じます。なお、当日予約は、急激な混雑を避けるためにお取りしておりません。当院では予約外の方も積極的にお受けしております。当日受診希望の方はぜひそのまま来院してください。診察時間内であれば、待ち時間さえご了承いただければいつでも受診可能です。
またウェブ問診システムを採用しております。病院に来院してからの入力はもちろんのこと、ホームページから事前に入力することも可能になっております。患者様がご入力いただいた内容はすぐに事務及び医師のカルテに反映されます。そのため、紙での問診より処理する内容が減ることで少しでも患者様の待ち時間を減るよう努力しております。
さらに電子カルテを導入することでスピーディーなカルテの入力が行えます。当院では検査などの指示なども電子カルテ上で事務→医師→看護師→医師と行うため、人の行き来よりはるかに素早い対応が可能です。
患者様ごとに柔軟な診察対応を
100人の患者様がいらっしゃれば、100パターンの症状があります。例えばその中で同じ『喉が痛い』でも、
- 職場の人が喉痛で自分も少し痛いから念のため診て欲しい
- のどが痛くてつばも飲めない、市販薬も効かない
と同じ症状でも重症度が全く違います。①の方も、②の方もぜひ当院でご対応できればと思うのですが、①の方に採血や溶連菌検査などご提案すると、『ただの風邪なのに大げさな』という気持ちにもなります。一方で②の方に処方薬だけで帰宅となると、『せっかく病院来たのに薬処方だけで帰された』とご不満になることもなるかと思います。一辺倒の診察だと必ず一定数の方の不満足につながるので、患者様のまずニーズを確認したいと思います。
そのため当院では患者様の症状およびご希望に合わせて柔軟に対応できるように
B.できるだけ簡潔に診察希望
C.今回の症状について詳しく検査希望
の3つから選択するようになっております。Bを選択する方は軽症の方が多いでしょうし、Cを選択する方は、症状がひどい、もしくは中々症状が改善しない方が多いかと思います。
初対面で医師になかなか意志表示するのが苦手な方も、問診で事前に伝えていただければ我々も患者様のニーズに沿って対応しようと心がけます。
ただし、Bの患者様でも症状によっては簡潔に診察希望でも、必要な検査をご説明することもあります。その際は患者様がどのようなご事情でBを選択したか確認しながら診察してまいります。検査で異状ないことを確認して、軽症であることを確認できれば一安心できます。『異状ないなら調べる必要なかった』というのは、調べた後だから初めて言えます。医師としては『検査で異状なくて、患者様を不快にさせる』より『検査をしなくて、後から重症と発見』されることがどうしても心配になります。検査で異常がなかったことはぜひ喜ばしいことと思っていただければ幸いです。
総合病院に匹敵する検査体制
クリニックといえばどうしても軽症患者を受けて、よくならなかったら総合病院で詳しく検査すると考えている方いらっしゃらないでしょうか?しかしこれは患者様に手間もお金もかかってしまう流れになります。当院はなるべく一つの施設でできることはやっていこうと考えております。そのためクリニックでできる範囲の検査の準備をしております。
具体的には、
- 血液検査
- 尿検査
- 各種迅速検査(溶連菌・インフルエンザ)
- 各種培養検査
- 便潜血
- レントゲン検査
- 心電図検査
- ホルター心電図
- 呼吸機能検査
- 呼気ガス検査
- 睡眠時無呼吸症候群検査
などの検査を準備しております。一つ一つ簡潔に説明させていただきます。
1.血液検査
当院は外注の検査会社と委託しているため、保険診療内で可能などんな採血項目でも精査することが可能です。そのため総合病院と同じ検査内容で精査することができます。
さらに、
- 血算(白血球、赤血球、血小板)
- CRP(炎症反応)
- トロポニンT(心疾患異常精査)
- 脂質異常症(悪玉コレステロール、中性脂肪)
- 糖尿病検査(血糖値、HbA1c)
が院内検査として当日測定できます。どの検査も5分から10分程度採血してから結果が出てきます。特に白血球、CRPという値が即日すぐに結果が出せるのは非常に重要です。白血球はばい菌をはじめとして、異物をやっつけるために働く細胞です。この数値が高いほど感染の強さが強いことが分かります。またCRPはこの白血球が分泌する炎症反応です。この白血球とCRPの数値が高いほど疾患の重症度が高いことが分かります。そのためこの数値が測れることで、
- 実際に感染しているかどうか?
- 病気の重症度がどれ位か?
数値で確認することができます。重症度が高い方は総合病院に入院加療も検討できます。また治療前の数値を測定していることで、治らなかった時に比較も当日すぐできるようになっています。さらにトロポニンTといって心筋梗塞が起きた際に上昇する物質も10分程度で測定できます。胸痛の方もぜひ受診していただければ採血で心臓に異状ないか確認することができます。
2.尿検査
当院ではテステープを用いて尿を提出いただければ、
- 白血球
- 血尿
- タンパク質
- 糖
- ウロビリノーゲン
などが精査可能です。特に尿中の白血球を調べることで、膀胱炎かどうか、重症度がどうかすぐに検査することが可能です。また、糖尿病などに関与するタンパク質や糖が出ているかどうかも確認することができます。また尿検査で肺炎球菌、レジオネラという特殊菌を調べることができます。これらは肺炎の際に重症化する菌になります。尿から調べることで10-15分程度で怖い菌がいないか確認することができます。
3.各種迅速検査
当院では主に溶連菌検査とインフルエンザ検査を当日行うことができます。溶連菌は咽頭痛の原因菌です。これを調べることで咽頭炎で抗菌薬が必要かどうか精査することができます。インフルエンザも当院では毎年新しい検査キットを使用するよう心がけております。診断スピードや精度などを常に追求しております。
4.各種培養検査
培養とは口腔内、痰、尿、便など多岐にわたります。これらの検体からどんな菌が感染しているか調べることで、薬が効かなかった時にどのような治療を次に行えばよいか判断することができます。これらの検査は症状に合わせて施行するかどうか検討していきます。
5.便潜血
便に血が混じっているかどうか調べる検査です。認めた場合は大腸がんや胃がんの可能性があるため総合病院へ精査依頼していきます。
6.レントゲン検査
レントゲンは体の中で何が起こってるか調べられるとても大切な検査になります。レントゲンで内科で撮影は主に
- 胸部
- 腹部
になります。特に呼吸器内科専門として当院では積極的に胸部レントゲン写真を撮影することが多いです。妊婦さんでも安心して撮影できるように防護服を用意しております。またレントゲンの被ばく量は1回日本からアメリカに飛行機で行くくらいの量です。つまり日常生活程度の被ばく量のため過度に心配する必要はありません。肺炎などをはじめとして様々な診断に使用いたします。
7.心電図検査
胸痛や動機など心臓にエラーが起きたか心配されている方のまず登竜門になります。心臓の動きを確認することで、
- 不整脈
- 心筋梗塞
- 狭心症
などを瞬時に判断いたします。
8.ホルター心電図
24時間心電図をつけることで、動きを確認する検査になります。1日数回動悸がするなどの場合、その時の心電図波形が重要になります。そのため当院で心電図をつけて、24時間後に外しにきてもらい、1日の心臓の動きでおかしなところはないか確認することになります。当院では循環器内科の医師に読影を依頼しているため安心して検査をお受けいただければと思います。
9.呼吸機能検査
気管支喘息やCOPDなど肺の機能が低下しているかどうか精査する検査になります。主に肺活量と1秒量を測ることで肺の状態を確認します。当院ではわかりやすく肺年齢なども一緒にお示しさせていただきます。
10.呼気ガス検査
息の成分にアレルギー物質が含まれているかどうか確認します。息を吐くだけで測定できるので簡単にアレルギーがあるかどうか確認することができます。主に咳喘息や喘息の診断に使用します。
11.睡眠時無呼吸症候群検査
- 睡眠時に無呼吸もしくはいびきがある
- 日中の眠気・倦怠感がある
といった方は、睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。また症状がなくても高血圧症などの合併症から発見されることもあります。当院では夜間の睡眠の質が保たれているかどうか簡易アプノモニターという機械を使用して測定することができます。ご自身の睡眠の質を一度確認してみましょう。もし疑われた場合は、CPAPという機械で睡眠の質を改善する必要があります。一方でCPAP使用には簡易アプノモニターで重症と診断されなければなりません。中等症の方はFULL PSGと脳波を測定してさらに細かく診る必要があります。
このように患者様にとって必要な様々な検査をご準備しております。CT、MRIやエコーなどがもし必要になった際は使用できる施設と連携しています。そのため総合病院に準じた診療が可能となっております。
点滴治療まで可能している施設の充実
ある程度疾患の重症度が高い方は内服薬のみでは改善ができないこともあります。
- 気持ち悪くて薬が飲めない
- 頭痛が強くて早く治したい
- 熱が39℃以上あって動けない
そのような場合は時に点滴加療で迅速で治療する必要があります。当院では診察機器のみならず、治療にも重点を置いております。このような状態の方は点滴治療をご提案しております。内服薬だと効果が弱い、点滴の方が有効打になる場合は患者様に必要性をご案内しております。また複数の方が同時に点滴できるように点滴室は5人入れるよう設備に工夫しております。綱島駅周辺は駅近くに総合病院がないこともあり苦労される方も多いかと思います。入院手前までの初期治療はぜひ当院で行えればと思うので、よろしくお願いします。
まとめ
当院では一人でも多くの患者様にご満足いただけるように努めてまいります。内科に関与することであればできる限り対応致すよう努力しますし、他の科や総合病院に受診が必要な場合は当日診療情報提供書記載したうえでスムーズに連携させていただきます。症状が複数あったり、特殊な症状な場合でもぜひ受診してみてください。