循環器内科クリニックで行う超音波検査
横浜綱島フォレスト内科・循環器クリニックでは、心臓超音波検査(心エコー)を含む超音波検査を受けることができます。超音波検査は、超音波プローブ(探触子)を体の表面に当て、体内の臓器から反射された超音波を画像として表示する検査です。痛みを伴わず、リアルタイムで体内の状況を把握できるのが大きな特徴です。
心臓超音波検査
心臓の大きさや形、壁の厚さ、弁の形状、血液の流れなどを観察します。この検査は、心臓肥大、弁膜症、心筋梗塞、先天性心疾患、心不全などの診断や治療方法の選択に非常に有効です。
仰向けまたは横向きで寝ていただき、胸の広い範囲にゼリーを塗り、プローブという装置を当てて検査を行います。超音波は、お腹の赤ちゃんにも使用できるほど安全で、体に影響のない無害な方法です。検査の際、胸全体にゼリーを塗りますので、服をまくりやすい服装でお越しください。なお、検査当日の食事制限はありません。
頚動脈超音波検査
動脈硬化の度合いやプラーク(血管壁肥厚)の有無がわかります。全身の動脈硬化や脳血管疾患の診断に役立ちます。
仰向けに寝ていただき、首の広い範囲にゼリーを塗り、プローブという装置を当てて検査を行います。襟元が大きく開く服装でお越しいただくと助かります。検査は約15分で完了し、痛みはありません。超音波はお腹の赤ちゃんにも使用できるほど安全で、体に影響がない無害な検査方法です。なお、検査当日の食事制限はありません。
腹部超音波検査
検査前日
夕食に消化の良いものを軽めに摂り、午後9時以降は食事を控えてください。水分は就寝前まで摂っていただいて構いません。
検査当日の朝
飲食、水分摂取、薬の服用は控えてください。また、できるだけ尿をためた状態でご来院いただくようお願いします。当日は予約時間の10分前までにお越しください。
検査
仰向けでお腹にゼリーを塗り、プローブという装置を当てて行います。目的に応じて、肝臓、腎臓、膵臓、脾臓などお腹の臓器の形状や病変の有無を確認します。超音波検査はお腹の赤ちゃんにも使用できるほど安全で、身体に影響がなく痛みもありません。
甲状腺超音波検査
甲状腺は、首の表面近くに位置し、ホルモンを分泌する臓器です。この検査では、甲状腺の大きさや形状を確認することができ、ホルモンの異常による疾患(橋本病やバセドウ病など)や腫瘍(良性・悪性の区別も含む)の有無を調べることができます。
検査は、仰向けで首の広い範囲にゼリーを塗り、プローブと呼ばれる装置を当てて甲状腺を調べます。所要時間は約15分で、痛みもありません。超音波検査は、お腹の赤ちゃんにも使用できるほど安全で、体に影響がない無害な方法です。なお、検査当日の食事制限はありません。
超音波検査で調べられること
臓器の形状や状態、血流、さらには体内に本来存在すべきでないものが映っていないかも確認できます。検査対象となる臓器には、肝臓、消化管、腎臓、膀胱、心臓、甲状腺、血管などがあります。
当院の超音波検査の特徴
当院はキヤノンメディカルシステムズ社の超音波診断装置 Aplio meを導入しております。
経験豊富な医師が高機能な超音波検査を用いることで、より正確な診断が可能です。
高画質な画像
Aplio a-seriesの画像技術であるaBeam Formingを搭載し、シーンに関係なく高画質な画像が表示されます。
心臓
頸動脈
AI技術を搭載
AIを活用して開発されたAuto EF with GLSや心筋壁運動解析など、循環器領域の検査をサポートされる機能が搭載されています。
硬さを数値やカラーマップの表示
組織内の超音波周波数依存性減衰の程度を測定するアプリケーションや、肝臓などの組織の硬さを数値やカラーマップで表示されます。また、検査中には平均値や中央値を確認できるほか、過去データとの比較ができるMini Worksheet機能も搭載されています。
画像引用元:キヤノンメディカルシステムズ Aplio me